エジプトのピラミッドや、日本の古墳などを発掘すると、
さまざまなアクセサリーが出土します。
首飾りや髪飾り、腕輪、そして指輪など。
それらはもちろん、「装飾品」としての意味もありますが、
お守りとしての意味もあったようです。
例えば、私たちは結婚すると、左手の薬指に指輪をはめます。
結婚指輪の歴史もまた古く、起源は2世紀のローマであると言われていますが、
これは本来装飾品の意味ではなく、「既婚者である印」という意味があります。
また左手の薬指は心臓に直結していると考えられていたため、
愛情を守り続けるお守りという意味でもあったのです。
つまり、アクセサリーは最古のお守りであったと言えるわけです。
日本におけるアクセサリーも同じです。
例えば、日本最古の装身具によく見られる勾玉。
この独特の形は、胎児を模しているなどと言われてきましたが、
現在では「牙を模したものであった」という説が一般的です。
牙はしっかりと獲物にくらいついて離さないものであるので、
魂をしっかりと体に結び付けるもの、
つまり不死のお守りだったと考えられるのです。
アクセサリーがお守りを起源とするのであれば、
それにつけられた石にもお守りの意味があったと考えて無理はありません。
エジプトのミイラの指にはめられている指輪の多くに
スカラベの紋様が彫り込まれた石がついていると言われていますが、
その石のまた多くが、ラピスラズリやトルコ石であると言われています。
このことから、ラピスラズリやトルコ石が最古のパワーストーンであるとも言われていますが、
もしそれが真実であるとしても、パワーストーンの歴史は
西暦前3000年に遡るということになります。
しかし、それは記録に残る最古の記録ということでしょう。
私見ではありますが、実際はそれ以前の人々も、
美しい石を見ればお守りにしようとしたのではないかと考えています。
スギライトが、20世紀に入ってから発見された新しいパワーストーンであることは、
「スギライト」の項目で説明した通りです。
しかしそれ以降も、さまざまなパワーストーンが発見されているのをご存知でしょうか。
たとえば、ラリマーという石をご存知でしょうか。
春の空に雲を浮かべたような、白いまだら模様を持つ明るいそら色の石で、
そのヒーリング効果に注目が集まる石です。
この石が発見されたのは、1974年、つい最近のことです。
人々が鉱石に興味を持ち続ける限り、これからもさまざまな石が発見されるでしょう。
そしてその発見者はあなたかもしれません。